中古車査定相場表

ホンダフィットの中古車査定相場

初代フィットがデビューしたのは2001年。燃 料タンクを一般的な後席ではなく前席のドに配置す るセンタータンクレイアウトの採用による圧倒的に 広い室内や多彩なシートアレンジ、コンパクトカー ながら存在感あるスタイリッシュなデザインが世代 や性別を問わず支持されて大ヒットとなった。長年 に渡って販売台数首位をキープしてきたトヨターカ ローラを、遂にその座から引きずり降ろした時の衝 撃は、まだ記憶に新しい。  2007年に登場した現行モデルは、その基本コ ンセプトを踏襲し、更に進化させたもの。相変わら ず高い人気を誇っていたにも関わらず、2010年 秋には大規模な改良を実施してきた。いよいよ、コ ンパクトカー初のハイブリッドが設定されたのも大 きなトピックである。  ニューモデル達に囲まれて、さすがに鮮度が薄れてきてはいる。しかし実力は間違いなく一線級だ。 とりわけ室内の広さと使い勝手では、今もって追従 するものは無い。  たとえば、後席背もたれを倒して荷室を拡大でき るのは皆一緒だが、フィットの場合は後席の下に燃 料タンクが無いため同時に座面を下げて、床の高さ をグッと低くできる。何しろマウンテンバイクを車 輪をつけたまま立てて積むこともできるのだ。  こうなると大きなクルマに乗っている人だって、 実はそんなに大きいのは要らないんじゃないかとい う気になってくる。実際、フィットのユーザーには 以前、ミニバンや上級車種に乗っていたという人が 実に多い。同じホンダのシビックが見る影も無くな ってしまったのは、まさにこのフィットが良く出来 過ぎていたからなのである。  改良を受けて、走りには磨きがかけられた。特に 直進時のステアリングの座りが良くなり、そこから 切り込んでもカクッと曲がり出すことが無くなった のは大きな進歩だ。スイッチを押すとエンジン制御が燃費優先となるECONモードは、確かにアクセ ルの反応が鈍くなるものの、本当に加速が必要な時 には深く踏み込めば問題無い。1・3リットルモデルの場 合、10・15モード燃費は改良前より0・5キロ増 しの24・5キロに向上しているが、こうしたモー ドを活かせば実際の燃費も改善できそうだ。  何より注目はハイブリッドだろう。エンジンと電 気モーターを組み合わせたシステムはインサイトの ものを使い、車体の側では空気抵抗の低減などを行 なって10・15モードで30キロという好燃費を実現 したコレは、見た目にも専用のグリルなどでちょっ と違った雰囲気を演出している。  乗り味は案外普通だ。IMAと呼ばれるホンダの ハイブリッドは、始動時と走行中は必ずエンジンが かかり、ほとんどモーター走行しないのでプリウス のような特別な感覚は薄い。しかしガソリン車と乗 り較べると、発進した瞬間からモーターのアシスト によってグッと力強いトルクが涌き出て、アクセル ペダルの踏み込み量は明らかに小さくて済むなど、良いクルマに仕上がっていることは間違いない。  特に広さや使い勝手といった面で、コンパクトカ ーの枠を飛び出すほどの存在感を示すフィット。道 具としては完璧だが、一方で特にその走りに関して ウキウキさせる部分が乏しいのは気になる。言い方 を変えれば、目的地まで人や荷物を運ぶには最適で も、目的など無くたって意味も無く乗りたくなるよ うな魅力は、ちょっと薄いのだ。  燃費重視で常に音も振動も心地良くない低回転域 を使うエンジンとCVTの組み合わせや、素っ気な いインテリアなど原因はいくつもある。難癖と思わ れるかもしれないが、ホンダヘの世の中の期待度は まだまだ高い。それを忘れてほしくないのである。  また、マイナーチェンジに伴って価格を上げてき たのも意外だった。後席中央席のシートベルトが相 変わらず2点式だったりと、安全装備の充実度も今 ひとつ。人気にあぐらをかかず、むしろ市場のリー ダーだからこそ率先して、こういう点にも力を入れ るべきだろう。

中古車査定相場表の活用
 

サイトマップ

クリック証券で口座開設